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1月25日 一丁倫敦
??一丁伦敦
明治後期の東京に、その一角だけ洋館が立ち並ぶ場所が生まれた。丸の内の陸軍練兵場の跡地に、三菱が１号館、２号館……と事務所を建てていったもので「一丁倫敦（いっちょうロンドン）」の呼び名がついた。まるで小さなロンドン。当時の人々の驚きが伝わってくる。
明治后期的东京，出现了一个只有一角洋房林立的地方。在丸之内陆*练兵场的旧址上，三菱建立了1号馆、2号馆……还有办事处等西洋建筑，因此这里被叫作“一丁伦敦”，简直就像一个迷你伦敦。我们可以感受到当时人们的惊讶。
大正期には、その近くの東京駅前にもビル群が現れ「一丁紐育（ニューヨーク）」と呼ばれた。「一万五百人の就業員を包容し、不夜の電燭（でんしょく）、不断の自動車……」とは、当時の新聞記者矢田挿雲（そううん）による丸の内の描写だ。
大正时期，不远处的东京车站前也出现林立的大楼，被称为“一丁纽约”。“能容纳一万五百名从业人员、灯火彻夜通明、车水马龙……”这是当时的新闻记者矢田插云对丸之内的描述。
以来、東京のオフィス街は戦争をはさみつつも拡大を続け、人々をのみ込んできた。それがコロナに伴うテレワークの広がりで変化を見せている。先日も広告大手の電通が汐留にある自社ビルを売却する方向と報じられた。
从那以后，东京的商务街区在接连的战争中不断扩张，容纳越来越多的人。随着疫情扩散，在家办公模式逐渐得到推广，这个街区也在发生变化。前几天也有报道称，大型广告公司电通计划出售位于汐留的公司大楼。
電通の出社率は２割程度まで下がっている。売却後も同じビルを借り続けるものの、面積は半分ほどに減らすらしい。オフィス縮小の動きは多くの企業に広がっているようで、東京に限らず全国の都市部で空室率がじわじわと上がっている。
电通到公司上班的比率下降到了2成左右。虽然在出售大楼后也将继续租用同一栋大楼，但是租用的面积似乎会减半。办公室缩小的趋势似乎在很多企业中蔓延。不仅是东京，全国城市的空房率也在逐渐上升。
会社は「通う」のではなく、用があれば「立ち寄る」場所になってきたのかもしれない。居住人口が都市部から郊外に移るのをドーナツ化現象というが、いま起きているのは働く場のドーナツ化か。
或许，公司已经从“通勤”的场所，变成了只在有事的时候才去的地方。我们把居住人口从城市迁往郊外称为甜甜圈化现象（即城市“空心化”现象）。而如今，办公场所也“甜甜圈化”了吗。
取引先とのやりとりから社内会議、同僚との雑談まで自宅から行うさまは、いわば「一室丸の内」。手を抜かず、かといって働き過ぎないことが大事だが簡単ではない。自室が「不夜の電燭」になるのだけは、避けたいところだ。
从与客户的商务来往，到公司内部会议、与同事的闲聊，都变成在家里进行，可以说是“一室丸之内”。不要偷懒也不要过劳，这很重要，也并不简单。让自己的房间“灯火彻夜通明”，这一点需要避免。
朗读：嗷嗷
翻译：嗷嗷
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